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2013年3月27日 13時42分 更新

ELCASでベストプレゼンテーション賞を頂きました!

ELCAS

今回紹介させて頂くのは、ちゃんとした生物の話です。

我が生物部の部長が、京都大学で行われた最先端科学の体験型講座「ELCAS」に参加し、ベストプレゼンテーション賞を頂きました!

「最先端科学」と言われるだけあって、高校生にしては高度なことをしたようです。ここでそのプレゼンの内容を紹介します。

プレゼンテーション

プレゼン1

単細胞生物から多細胞生物へと、いつ、どのようにして進化したのか? これはまだはっきりしたことは分かっていません。

そこで今、これを解き明かすカギとして注目されている「立襟鞭毛虫」についての考察をしてみました。

プレゼン2

そもそも動物・菌類・植物の共通祖先である原核生物から、植物・菌類、そしてクラゲなどの刺胞動物、私たち哺乳類などの動物に分化してきました。

プレゼン3

では、これらは何を基準にカテゴライズされるのでしょうか。

生活様式、見た目、習性などなど……。しかし、その最たるものは18sリボソームRNA遺伝子の塩基配列の違いでしょう。

例に挙げたように同じ哺乳類であるイヌ、ヒトは同じ配列ですが、それは魚類や節足動物とは異なることがわかるでしょう。

プレゼン4 プレゼン5

これらの特徴の中で注目すべきなのは①「群れを作る」というものと、②「海綿の襟細胞胃腔と呼ばれる海綿の」

プレゼン6

①・・・単細胞動物である生物が群体を作り多細胞生物になったと考えることができます。近い例としてボルボックスがあります。しかし、ただ集まっただけではただの「群れ」です。1個体として存在するには後述の「多細胞生物の3つのメリット」が必要なはずです。

②・・・これは逆に海綿の中に取り込まれた(または侵入した)とするもの。マーグリスの細胞共生説などと似ていますね。すなわち海綿に限らず独立した生物の1部分として生きることと言えます。

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Written by もんぶらん

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